ほんの少しリボベジ

  今年の冬はリボベジにはまった。再生野菜、すなわち料理に使った野菜くずを再生してもう一度食べたり、鑑賞しようとするもの。昔から行われてきた、ねぎの根っこを土に植えて青い部分が出てきたら、みそ汁の吸い口に使ったり、サツマイモの根が出てきて食べれなくなったものを水栽培にして成長を楽しんだりしていた、その応用である。

 

 今年、始めたのは水菜と小松菜とねぎの3つだ。水菜はお正月のお雑煮に使った根っこを水栽培した。根っこむしるときれいな黄緑色をした若葉が出てきた。小松菜の根っこは深い緑色をしていた。小松菜を試しに家に使わずに置いておいたガラスのお猪口に入れるときれいなインテリアになった。調子に乗ってリサイクルショップでガラスの器を10円で買って水菜も入れてみた。美しい。ユーチューブで見たようなこじゃれた感じになった。白ネギはたくましい。5cmほど長さの茎が水栽培だけで30cmほどの長さになった。太さは普通の青ネギ程度だがここまで伸びるとは驚きだった。鉢植えにしたものは冬の間にかかわらず伸びに伸びて収穫して焼き飯に入れた。残念ながら味のほうは水臭くて筋ばっていた。要はまずかった。お店に売っている野菜のおいしさに感謝である。

 

 最近、仕事が暇なせいか、ごそごそ土いじりをしている。しそも植えたがやはり堅かった。育て方が下手なのかもしれないが、やはりお店で売っている野菜は安くておいしいという結論になった。もちろん、植物の成長を見るのは楽しかったが。